Linuxにはグループという概念があり、グループごとに権限を指定できます。
グループ管理でよく使いそうなコマンドをまとめたのでメモ。
グループ一覧を確認
グループ一覧は「/etc/group」に記載されています。lessコマンドでファイルの中を表示します。
# less /etc/group
例)
wheel:x:10:centuser,testuser
※wheelグループにcentuserとtestuserが所属している
ユーザーがどのグループに所属しているか確認する
# groups [ユーザー名]
例)
centuser : centuser wheel
※centuserのサブグループは「wheel」
※プライマリグループはユーザー名のグループになる
ユーザーのグループを変更
# usermod [オプション] [グループ名] [ユーザー名]
●オプション
サブグループにユーザーを追加する(※aを追加しないと上書きになるので同時に指定) | -aG |
プライマリグループにユーザーを追加する | -g |
シェルを変更する | -s |
-aGオプションのaをつけないとこうなる
(1)kobanユーザーのサブグループはcentuserである
(2)Wheelグループに-Gオプション(-aなし)でkobanを追加⇒centuserグループがWheelグループで上書きされる
(3)Wheelグループに-aGオプションでkobanを追加⇒Wheelグループが追加される
グループからユーザーを外す
# gpasswd -d [ユーザー名] [グループ名]
グループを追加する
# groupadd [グループ名]
グループを削除する
# groupdel [グループ名]
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